Mari Takenouchi, a journalist and the blogger of Save Kids Japan & World Known as a Japanese single-mother journalist covered by Reporters Without Borders in 2014 on the criminal accusation case for a tweet. My twitter account is @mariscontact (under control and rarely gets retweeted) To order a new book by Mari Takenouchi and Dr. Bandazhevsky, send me an e-mail at takenouchimari@gmail.com Twitter: @mariscontact 私の主なブログは以下です!!ご覧ください!!! See my blogs below!! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

2021年5月26日水曜日

名著『医師失格』とジャーナリスト本澤二郎氏のブログ(再び感謝!)


先日、久しぶりにページを開いてから、最後まで手放すことのできない本に出合いました。本澤二郎氏の『医師失格』(長崎出版350ページ)。20代の息子さんが医療過誤により、植物人間となってしまい、その後長年にわたり介護するに至ったご家族。「このようなことがあるものなのか」といった驚愕の医療現場での壮絶な体験を、一流ジャーナリストの本澤二郎氏が、圧倒的な筆力で描き切り、文末は将来の医療における提言で閉じられています。

時に怒りに打ち震え、時に涙し、 とても私が感想文で言い表せる本ではありません。今アマゾンで見たら、残り一冊となっていたが、長崎出版にはぜひ(本澤氏にはその後の経緯なども追加しながら)改訂版として再出版してほしいです。そして広く医師も患者や家族にも読んでいただき、将来の日本の医療現場での改善に役立ててほしいと思います。

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 以下は再び、本澤氏に秀逸なブログを書いていただきましたので、再び感謝をしつつ転載させて頂きます。 一流のジャーナリストの本澤さんに、福島の汚染地域の問題と共に広めて頂き、本当にありがたいです。。。私は本当に当たり前のことをやっているだけなのではありますが。。。

医師や看護婦という仕事は激務と思います。(私にはできない仕事と思っています)それでも医師や医学者の方々には、患者の立場に立ち、また予防原則に立ち、最善を尽くしてほしいし、また福島事故後に汚染地帯に住む子供や将来子どもを産む若い世代のために声を上げてほしいです。命と健康以上に大事なものがあるでしょうか。原発問題は、そもそも被ばく労働の問題一つ考えても、あってはならないものだと思います。ご自分の家族にそのようなことが起きたら、どうするのかということを第一に考えて医師の方々には行動してほしいと思います。  

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臥龍点睛を欠く<本澤二郎の「日本の風景」(4095)

<鈴木俊一は父親の善幸さんを超えることが出来るのか!

 昨日流れたネットニュースで、久しぶりに鈴木俊一氏が会長を務める自民党環境・温暖化対策調査会の提言の大筋が公表された。同氏は総務会長時代に「五輪が中止になれば政局(安倍退陣)になる」との勇気ある発言をしたとき注目を浴びたが、今回の地球規模の気候変動に対する日本政府の政策見直しに影響する点で、国民は注視している。


 我が家の狭い居間には、彼の実父・善幸さんの色紙が掛けてある。中国の古典からとったであろう文字「徳不孤」だ。為本澤二郎君と筆者のために書いたものである。

 農林漁業の代表の善幸さんは、宏池会・大平派参謀として、真っ先に岸・佐藤の流れをくむ清和会の福田赳夫の内閣を制して、田中内閣を誕生させ、そのあと三木武夫・福田内閣のあと、悲願の大平内閣を誕生させた。いうところのリベラルの大角連合である。


<「世界に冠たる平和憲法」と議会で叫んだ最初の首相>

 大平急死による後継者となって、自ら政権を担当した。彼は国会で「日本国憲法は世界に冠たる平和憲法」と叫んだまともな政治家だった。訪米において、外務省が「日米(軍事)同盟」と報道すると、即座に外相の首を撥ねた。途端に、米CIAが誕生させた岸信介が鈴木外交批判を始めた。これに嫌気をさして任期2年で降りて、再選させるつもりの角栄を嘆かせた。


 善幸さんは、後継者に行動力のありすぎる野心家・田中六助を排して、宏池会の本命である宮澤喜一を後事を託した。一方で、長男・俊一の嫁を、信州の名門・小川平吉の孫娘を射止めた。平吉の長女が宮澤の母親。次男の平二は、宮澤の叔父にあたる。彼から「宮澤は護憲リベラル。なんとか応援を頼む」と言われ、護憲リベラルの宮澤政権誕生に言論で応援した。政権誕生を目にして他界した。平二家の玄関には、平吉が孫文からもらった大きな横軸が掛かっていた。

 平吉の薫陶を受けた宮澤は、漢学に通じる政界の第一人者だった。彼の色紙「大樹深根」も居間にある。色紙はこの二枚だけである。


 拙著「総理大臣・宮澤喜一」(ぴいぷる社)では、自民党総裁に就任する日に、宮澤との単独インタビューをしてまとめたものである。宮澤は、恩師・池田勇人が世話になった河野一郎の恩を忘れずに、息子の洋平の育成に心がけた。今の太郎に父親の護憲体質は薄い。麻生は河野のお陰で頭角を現わしたものだが、その政治は安倍そっくりの右翼・神道派。善幸さんの長女を嫁にした。その関係で、俊一も麻生派ということらしいが、本来は保守本流の宏池会である。岸田と連携することが、その使命だろう。


<「医師失格」が取り持ってくれた竹野内真理と中原義正>

 一度、思い立って次男の医療事故10年に、反省と謝罪をしない医師と病院を猛省させるために「医師失格」(長崎出版)を書いた。そのとき、善幸さんの倅に会って取材した。顔も思想も父親に似ている穏健な政治家に、善幸さんの息子の教育の成果に満足したものである。


 不思議なことに、目下、筆者が日本で一番有能な、それこそ正義と勇気のある本格派ジャーナリスト・竹野内真理とメールで連絡することが出来た契機を、なんとこの「医師失格」本が取り持ってくれたのだ。彼女もいま医療事故で人知れず苦しんでいた。また毎朝、自宅に電話をくれる清和会秘書会のドンのような中原義正は、安倍晋三のことを「小僧」と呼ぶ。星島二郎の書生から政界に首を突っ込んだ彼は、自民党本部の生き字引的存在である。


 彼も身内の医療事故で二度も泣かされた。その関係で付き合いが始まった。いうなれば、東芝病院で命を奪われた次男が取り持つ縁である。


<子供たちを放射能まみれにする自民・公明の神道・創価学会に反対>

 竹野内真理blogに教えられたことがある。それは放射能まみれの日本の子供たち、幼くして声を上げる能力のない子供たちが、低レベルの放射能に被ばくすることの、言葉にならない健康被害という恐怖・悲劇に、日本の大人たち・政治家も役人も司法で活躍している人たちも、全く目を向けようとしていないことについて、公然と命がけの戦いをしている姿から感銘を受けた。


 彼女こそが、当たり前のジャーナリストなのだ。地球から原発を排除しないと、地球が生まれ変わることはない。それはチェルノブイリと311の東電福島原発の爆発大炎上が問いかけている人類の課題なのだと。既にドイツが、原発全廃に舵を切った。日本は、依然として原発再稼働を推進する悪魔のような自民党と公明党である。安倍の別動隊・維新なのだ。


 原発推進派という、利権で蠢く政治屋や電力労働組合も存在している。野党にもいる。彼らには人間の心がないのだ。子供の叫びが耳に届かないのである。どうするか?総選挙で、原発派を落選させる運動を、全国の農民・漁業が総力を挙げるしかないだろう。子を持つ親たちも立ち上がるのである。悪党を落選させる選挙戦を展開するしかないだろう。


<岩手は原発ゼロ・生きてれば汚染水海洋投棄をさせない!>

 俊一党環境・温暖化の会長に諫言したい。もし善幸さんが生きて永田町に君臨していれば、東電放射能汚染水を海洋投棄させることは、断じて反対して許さないはずである。安倍も麻生も菅も、善幸政治からすると、天地の開きがある。


 念のため、ネットで54基の原発の建設場所を調べてみた。やはりそうだった。善幸さんは、岩手に原発を作ることに反対したことが分かる。小沢一郎がまだ駆け出しの一年生議員のころだ。ついでに言うと、亡くなった妻のおじさん・正木清は福島県の平出身。社会党代議士として大反対したが、自民党の原発派に押し切られて涙を呑んだ。


 このままでは、第二、第三の東電福島原発の大惨事が、確実に起きるだろう。地震大国の日本で、原発を「核の平和利用」というイカサマの大義を振り回した中曽根やナベツネらのリストを作成する必要があろう。泉下の悪党に対しても、反省と謝罪をさせるためである。


<原発全廃が環境・温暖化防止の決め手=地球と子供を守る秘策>

 地球から「核の平和利用」というイカサマの言葉を駆逐する国民運動に、ネットを利用する者たちに協力を呼びかけたい。例の黒川弘務を叩きのめしたハッシュタグで挑戦すべきだ。時間的余裕のある学生の参加を期待したい。


 原発全廃が、気候変動・地球温暖化を阻止するうえで不可欠である。火力発電所の全廃では、放射能から人間を守ることは出来ない。放射能の内部外部被ばくから科学的に断言できることは、特に低い放射能でも子供の健康を守ることは出来ない点である。

 チェルノブイリの教訓は重い。知らなかったことだが、かの地では放射能汚染地に住民を住まわせるという、信じがたい人体実験が繰り広げられている!これは本当に仰天させられたのだが、なんとなんと福島でも同じような人体実験が実施されている!新聞テレビは報道しなかったが、竹野内真理blogは、この不条理を許せず、チェルノブイリを見聞、IAEAにも直訴していた。


<宏池会の伝統はリベラル=国民が求める政治が基本>

 政治家・鈴木俊一は、保守本流の流れを・継承する人物のはずである。いまは菅内閣のもとで、自民党の環境・温暖化対策調査会の会長だ。


 公表された内容は、臥龍点睛を欠く対策であって、311の教訓を柱にしていない浅薄な中身である、とあえて指摘しなければならない。福島の汚染地域での人体実験を止めさせて、子供たちを安全な地域に移す必要がある。そのための政治であろう。池田勇人以来、宏池会政策の基本は「国民のために奉仕する」ことに尽きる。未来を生きる子供たちに、健康的な環境を約束する政治でなければならない。


 ドイツに見習うしか方法はない。


<自公政権の大罪は原発を「核の平和利用」という虚構を押し付けたこと>

 自民党と公明党の大罪は、いくつもあるが311の教訓を排除して、原発再稼働を推進していることである。子供たちの未来を奪いつくそうとしている。そのことに気付かない愚かな自民党と公明党である。


 依然として「核の平和利用」という利権政治にどっぷりつかってしまっていることである。恐ろしい誤まれる虚構にしがみついている政治は、真の政治ではない。保守本流の大義に目覚めて、原発全廃を政府の政策の核心に据えるべきである。強く要望し、子供たちが安心できる環境・温暖化対策を打ち出して欲しい。善幸流に期待したい!

2021年5月25日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)




(時事)自民党の環境・温暖化対策調査会木俊一会長)は、政府が見直しを進めている地球温暖化対策計画に関する提言を大筋でまとめた。温室効果ガス排出量を2030年度に13年度比で46%削減する新目標の達成に向け、同党議員や中央省庁職員が率先して自宅への太陽光パネル設置や電動車購入などに取り組むよう強調。今週にも二階俊博幹事長や小泉進次郎環境相らに提出する

(筆者もまだ見ていない、送信されたばかりの竹野内真理blog

http://takenouchimariessay.blogspot.com/2014/11/blog-post.html

 本澤氏の過去のブログより

 

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本澤二郎の「日本の風景」(851)

東芝病院医療過誤で告訴> 8月15日のブログに「男は1回勝負する」という三木武夫発言を紹介したが、それを同日午後2時に自ら実践した。告訴状を持参して東芝病院のある大井警察署に赴くと、既に警視庁捜査1課の意向を踏まえたような同署の対応である。大いに感謝した。警視庁名刺には「社会を守るあなたの勇気」と印刷されているが、筆者もその一人なのか。正文の無念の死に少しは応えられた父親、という気分にもさせてくれた。「病院・医師は刑事責任を問われない」という傲慢な甘えの医療文化に、何がしかの緊張を投げかけることが出来た。これこそが医療過誤を減少させる特効薬なのだ。
 この日、初めて取材する人間が、取材される人間になった。とはいえ老醜を晒すわけだから、正直なところは内心、複雑な思いである。しかし、もっとも安全であるべき病院での息子の孤独死、という明々白々たる事実に蓋をすることは許されない。相手は一片の誠意も言葉もない東芝病院なのだから。
 父親としての手抜きは、またしても「有力者の紹介」という医療現場に潜んでいる悪しきルールを守らなかったことである。「たかが誤嚥性肺炎ではないか」との判断ミスだった。「有力者の紹介」さえあれば、1回目の医療過誤もかなり減少することが出来たはずだ。大いなる診断ミス(脳膿瘍とガンを間違える)も、途中から軌道修正できたのだから。
 一般の患者には、医師や看護師の手抜き・不注意が常時、襲いかかってきている。1度ならず、2度も医療過誤を受けて、正文は生きる権利を遂に奪われてしまった。こんな悲劇が繰り返されていいだろうか。実に単純なミス・エラーで。

<相手は東芝経営の大病院> 幸か不幸か息子を奪った大敵は、東芝病院である。背後の電通も見え隠れしているため、正確な情報を発信するマスコミを期待出来るのかどうか。ここがポイントの一つなのだが、実際は怪しい。最近得た情報では、東芝といえば、プルトニウム燃料棒を使用した東電福島原発3号機の原子炉メーカーだ。これがメルトダウンして、5カ月後の今も大量に流れ出しているという。それでいて未だプルトニウムの行方を特定出来ていない。それでも「原子炉製造が東芝の中枢ビジネス」と開き直る会社、そこが経営している大病院である。株式会社経営の病院という事実を知ったのも、つい最近のことである。
 日本を代表する財閥企業だ。相手に不足はない。筆者が警視庁の決断(告訴受理)を評価する理由である。実を言うと、自民党法務大臣経験者が大臣秘書官だった検事からアドバイスを受けた、その成果なのでもある。

<警視庁が告訴受理> 医療過誤の訴えを受理する事例は少ないという。マスコミが事前に大騒ぎでもしない限り。これが元法務大臣秘書官だった検事の説明だった。無数の被害者家族は泣き寝入りしている。訴えても多くは門前払いされる。
 だが、それでも警視庁は受理してくれたのだ。N院長・M主治医・F指導医・I看護師の業務上過失致死容疑である。筆者もそうだが、警視庁も勇気を出してくれたことになる。この事実は重い。すこぶる重いのである。
 思い出すと、97年2月から地獄の世界に突き落とされてきた患者と家族である。筆者の無知領域での悲惨な出来事・事件だった。家族の人生・健康全てがねじ曲げられてしまった。計り知れない被害を、ただ受容するだけの患者家族であった。しかも、それは被害者にならない限り、第3者にはわかってもらえない。
 こんな苦痛と一緒の人生は、誰しもが到底耐えられない苦痛である。1回目の医療過誤によって6年間、植物状態にさせられた正文の悲運を前にして、どうすることも出来なかった両親である。
 「人生はいろいろ」というが、正にそうなのだが、それでいて病院は開き直った。あきれるどころではない。既に刑事事件の時効が成立していた。病院は時効成立を待って、植物状態の患者を追い出しにかかったのだ。

<嘘と隠ぺいを暴露> かくして必死の自宅介護となった。筆舌に尽くせない介護に感じてくれたのか、息子は反応してくれた。心臓が強かった正文は、奇跡的にも口から流動食を呑み込めるようになった。声も上げるようになった。食事・おむつ・高熱に対して、声をあげて反応するまでに回復した。毎日、車いすに乗せられるようにもなった。医学的に見て大変な成果である。
 患者のためを思うならば、病院ではなくて自宅介護が良いに決まっている。
 2009年から運動を始めた筆者である。あと10年、20年の介護のためだった。筋力トレーニングだ。きついが耐えてきた。自信がついた矢先の2度目の医療過誤で、2010年4月7日に正文は、とうとう生きる権利を奪われてしまった。
 信じがたい「病院内での孤独死」だった。彼は誰にも看取られることなく、痰が喉に絡んでの窒息死だったとF指導医は、亡くなったのを看護師が見つけてから30分後に駆け付けた妻に説明した。筆者も後に彼から確認した。「よくあるケースか」と尋ねると、なんと「自分も初めてのことだ」と釈明した。彼は看護師の巡回ミスといいたいのだ。
 死亡診断書を確認してみると「誤嚥性肺炎」を死因として記録、痰が喉に詰まっての窒息死と記述していない。死亡時刻は19時40分前で実際は不明だというのに21時すぎではないか。これは公文書偽造ではないか。業務上過失致死容疑だけではない。
 マスコミの取材に東芝は面食らっている。嘘と隠ぺいを報道関係者に垂れ流している。彼らが真骨頂を発揮する場面である。しかし、その手口は承知している。カルテに記録していないことを口走り、辻褄合わせを平然とするのである。白を黒と言いくるめたりもする。
 彼ら悪しき病院は、都合がよいときはカルテを利用する。その反対の時は新たに付け加える。家族に説明してきた死因までも隠ぺいするのである。そうして第三者を欺こうというのである。
 これからは、しばらく東芝の嘘と隠ぺい舞台をじっくりと“高みの見物”といきたいものである。有能な警視庁の刑事部長が信頼するベテラン捜査官は、彼らのカラクリを見破ることになろう。

<病院・医師も法の裁きを> 白を黒といいくるめる病院や医師は、素人が理解できない未知の分野という特権的過信からきている。しかし、医師の中にも良心的な医師はいる。現に1回目の医療過誤は、同じ病院内の善良な医師が真実を明かしてくれた。それが週刊誌などの活字となった。すると示談を求めてきた。提訴寸前のことだった。
 世の中には立派な医師も病院もある。間違いない。だが、多くは失敗しても反省し、謝罪しない。「やることはやった」と開き直ることを通例としている。1回目の過誤でしっかりと勉強させられた。それゆえにミス・エラーは繰り返すことになる。
 負の連鎖は病院・医師の側にある。もしも、失敗を認め、反省すれば、2度とミスはしなくなる。人間のすばらしい特性である。しかし、そうはしない病院と医師である。ならば、どうするか。
 法の下の平等原則を適用するほかないだろう。そうした原則を貫くことで、医療現場はまともになるはずである。過失が無くなれば医療過誤は激減するだろう。
 「医師・病院の業務上過失に対して法の裁きを受ける」というルールが、医療現場に浸透すれば、医療過誤は無くなるのだ。断言してもいい。警視庁が東芝病院事件を受理したことで、既に効果は大きい。

<年間4万人もの医療過誤死を無くす社会へ> 「医師失格」(長崎出版)を執筆したさい、東京新聞の特集記事に目が止まった。専門医の日本における医療過誤死の件数である。推定最大4万人を超えるというのだった。交通事故死や自殺の数よりも多い。
 圧倒される数字に度肝を抜かれた。現在、民主党参議院議員の医学博士にこの数字をぶつけると、彼は「数え方によっては、もっともっと多くなる」と回答したものだ。
 こんな事情を知っている日本人は少ない。治療や看護に当たって「親兄弟と思って対応する。そうすれば過誤は起きない」と言ったのは、厚生大臣を歴任した丹羽雄哉氏だった。手抜きや不注意さえしなければ、過誤は起きない。

<人生最後の挑戦> 正文の事故が起きるまで、筆者はいつも「30歳」という思いでもって仕事をしてきた。振り返ると、福田赳夫さんは70の坂を超えても「明治38歳」と豪語して天下取りの夢を放棄しなかった。
 人生最後の挑戦というと、やはり70歳前後となろうか。福田さんの心境も理解できる。個利個略の世界から解放される。無為無益の境地に入るからだろう。その時に人間は本物になれるのではないだろうか。本物の仕事が出来るのであろう。
 筆者には、その仕事を息子が死をもって用意してくれたのだ。「お父さん!医療過誤は僕一人で十分。早く無くしてよ」と耳の奥で聞こえてくる。

<正義は我にあり> 東電もそうだったが、東芝も有り余る資金でマスコミを動かせる力を持っている。既に判明した。だが、蟻の一穴という譬えがある。既にネットが手を貸してくれている。金で正義は押しつぶせないだろう。
 正義は必ず勝つ。正義は我にあり。死をもって正文が証明しているのだから。
2011年8月16日21時00分記

 

安倍追撃止まず!<本澤二郎の「日本の風景」(4117)

<検察審査会が検察の不当不起訴にNOを突き付ける時代!>

何事も経験に勝るものはない。次男を緊急入院させた直後の100分間、東芝病院は看護師の見回りをしなかった。無念の窒息死!こんなことが起きている病院に驚愕するばかりだが、それでも病院は反省も謝罪もしなかった。週刊新潮で東芝に警鐘を鳴らしたが、無駄だった。やむなく刑事告訴した。法律を少しばかりかじった人間は、そこに正義が存在するはずだと考えての一匹オオカミの決断である


 まさか東芝が江戸時代の取り締まりの特権を持つ十手捕り縄のやくざと知らなかった。警視庁の書類送検に東京地検の悪徳検事・松本朗は不起訴にした。ならば最後の手段とばかりに検察審査会に「おかしい」と申し立てた。法律ど素人11人の委員が、被害者の無念を分かってくれると甘い判断をしたのだが、なんと11人は東芝に軍配を上げた。申し立てた側の意見を聞く機会はなく、検事の言い分と審査会事務局のリードするままに結論を出した。


 自ら体験してみて検察審査会の正体を知った。案の定、TBS山口強姦魔事件においても、検察審査会は被害者の伊藤詩織さんの立場を否定して、検察に屈した。


 しかし、いま変化が起きている。間もなく実施される都議選でも「イスラエル化」が具体化するかもしれない。検察審査会も悪徳検事・黒川弘務事件に次いで、自民党の悪徳政治屋・菅原一秀に対して、検察審査会はまともな反応を示した。


<安倍・桜事件を検察審査会は「起訴すべし」へ必至>

 目下注目される検察審査会は、一国の首相だった安倍晋三の「桜事件」について、安倍を不起訴にした東京地検の判断に対してNOを突き付ける、と見られている。

 国民誰しもが、安倍を犯罪首相とみなしている。まともなジャーナリストは、365日安倍批判を繰り返してきている。同じことを後任の菅義偉も行っていることが分かってきた。日本の中枢が、文句なしに腐りきっていると、国民のすべてが認識している。


 検察審査会に選任される11人の全てが「犯罪首相」に処罰を加えようとしている。したがって、安倍の桜事件の財政法違反・政治資金規正法違反を不起訴にした東京地検の不当な不起訴判断を「おかしい」と考えている。これが日本国民の常識になっている。


 11人がNOと判断するであろうから、安倍起訴へと前進具体化する。安倍追撃の世論は、人々のコロナ禍のストレスと大不況が重なって、今では天まで届く勢いである。


 検察審査会が、検事による不起訴操作が効かなくなってしまっている。名存実亡の審査会が、晴れて正常化している。昨今の永田町の隅っこで、安倍側近による政治的演技が、晋三の心臓の高まりを裏付けている。

 大衆は「日本のイスラエル化」とか「官僚社会主義」「神道国家主義」という政治の根幹について、なかなか理解できないが、首相犯罪だと誰でも分かる。


<加計孝太郎事件・赤木ファイル事件も追及続く!>

 安倍事件は、桜事件で終わらない。加計孝太郎事件もある。文科省の情報公開秘匿にも、市民活動家の攻勢が続いている。刑事事件として告発すると、たとえ不起訴にしても、検察審査会で起訴に持ち込める。


 赤木ファイル事件にも同じことがいえる。有能な弁護士なら、刑事事件にするだろう。安倍追及が止まることはない。


 動きの鈍い日弁連は、刑事に強い弁護士を韓国に派遣して、勉強させるといいかもしれない。


<安倍夫妻を追い込む籠池事件は終わっていない!>

 まだあった。籠池事件のイカサマ捜査に関連した大阪地検の不当捜査である。正義を自負する弁護士は、ここでも腕を磨くことが出来るだろう。


 要するに、日弁連としては、安倍関連事件を、自身の不十分すぎる法的弱点をカバーできる好機にするのである。検察の不正手段を徹底的に学ぶことで、刑訴法の専門家になるのである。


 世は麻のごとく乱れている。これからも、戦国時代のような乱の時代は続くことになる。民事専門では、弁護士としての収入も少ない。刑事民事の二刀流使いでないと、法曹人として身を立てることは容易ではない。


 安倍事件ではないが、もんじゅ西村成生謀殺事件に関与することを提案したい。未亡人のトシ子さんはすこぶる健在である。要するに、二度と神道国家主義の安倍のような政治屋を誕生させてはならない。日本とアジアのためでもある。


<解散遠のくで、安倍は「韓国の朴槿恵」?=列島から聞こえてくる!>

 安倍は、いま窮地に追い込まれている。窮鼠猫を嚙むというが、安倍はハイエナで、もはや力尽きている。安倍支援の側近は、甘利と下村の二人か。他の側近は、離反して選挙区にもぐってしまった。


 ハイエナを食いちぎるには、コンドルなど鷲をぶつければいいが、幸いなことに解散は出来ない。その力のない菅・自公内閣である。間もなく始まる都議選で、自公が圧勝する可能性は低い。


 野党に期待する無党派層が増えてきている。不人気著しい自公の組織票では、大勢を占めることは容易ではない。公明党創価学会の失墜に自民党も困惑している有様だ。人間の命よりも、電通五輪利権に、IOCと共に突っ走る、自民党・公明党を支援する無党派層は少ない。


 林検察にとって解散無しは、捜査をやりやすくするだろう。針のむしろの状態に追い込まれて、動くに動けない安倍である。ストーカーまがいのカメラマンが、46時中監視するだろう。特ダネ写真を観客は待ち構えている。


 安倍と加藤の動向を監視している清和会OBは「安倍も韓国前大統領の朴槿恵になるだろう」と昨日、予告の電話をしてきた。


<側近による議連立ち上げの顧問就任も泡と消える!>

 そんなわけで、安倍側近の甘利や下村の気苦労は、ただごとではない。会費1000円の任意の組織・議員連盟を発足させることに必死なのだ。その心は「安倍を最高顧問に就けることで、大金を懐に入れた犯罪首相からカネを引っ張り出そうとの魂胆だ」と、政界雀から見られている。


 安倍の議連顧問就任の政治的効果に注目するアホは、今の日本国内にはいない。

2021年6月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(原発労働者初の生の声の衝撃)反原発でも、産業界にたいして声を上げる人は少なく、声を上げると叩かれてしまうようです。本来は、一番、産業界に言うのが、手っ取り早いし、彼らが一番よく知っているはずです。以前に福井を訪れた時お話をしてくれた、原発労働者の斎藤征二さんが、産業界こそが、どこの誰誰がもう死にそうで、電力会社系列の病院に入院させ、労災を起こさせないようにするというしくみを、教えてくれました。

https://takenouchimari.blogspot.com/2021/02/blog-post.html 


原発労働者問題が一番大変です。無数の人々の命が奪われているのです。そしてよく知っている人々(高給取りの産業側の人や官僚その他)は、決して自分のご子息を原発で働かせることはないでしょう。他人の子どもは殺しても平気なのです。彼らに人心はないのです。戦慄を覚える世界です。

https://savekidsjapan.blogspot.com/2014/10/the-2014-no-nukes-asia-forum-joint.html


本澤先生、おはようございます。ご存知と思いますが念のため送信します、大阪の検察は
(村木厚子)氏では数字の書き換え事件で3人?が逮捕されて居ます、捕まえた人間は必ず犯人に仕立てる、取り調べの可視化が当時話題になりました、冤罪を作るのは(許しがたい)こんな言葉で納得等とても無理な話です、当事者達を何十年と牢獄生活に追いやって居ます、
私も(獄友4人組、石川、袴田、杉山、菅谷)支援者のひとりとして怒りを覚えます、付け加えるなら当人は無罪になっても(真犯人)はいる。
         6/15     仲村

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