2014年12月17日、原子力規制委員会が高浜原発3,4号炉の安全審査に合格を出した。2015年春くらいに再稼働予定。
日本のほぼ真ん中に位置する福井の原発が大事故したら、偏西風で、東日本はもう一度汚染され、さらには西日本も壊滅的な打撃となろう。
2014年11月13日更新 Updated on Nov 13, 2014
Takahama nuclear power plant located on the western central part of Japan is planned to be operating over more than 40 years in this earthquake prone country.
Seems like there are people in Japanese central political world who work for destroying Japan as a nation to make it as a nuclear dump in the future.
福井県の高浜原発の寿命を40年以上延ばすらしい。
どうやら日本を壊滅させようとする人々が日本の中枢にいるようだ。(日本を世界の核廃棄物処理場にしようとしているのでは?)
日本のほぼ西側中部に位置する福井の原発が大事故を起こせば、偏西風などで名古屋、大坂、京都、東京、すべて全滅だろう。。
偏西風の影響による大飯原発事故時の風下!日本の4大都市がすっぽり。福島はダブルパンチ!
制御棒の完全挿入が不可となったら、数分で爆発に至る可能性!http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html
報道ステーションの秀逸な番組をご覧ください。
福島第一原発は津波の前に地震で破壊されていた
こちらの素晴らしいブログもご覧くださいね!
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20120324/1332515071
2011年3月15 日9時~3月16 日9時のSPEEDI によるフクイチ汚染シミュレーションを
大飯原発に重ねてみた。
2011年3月15 日9時~3月16 日9時の
SPEEDIによるセシウム137降下量予測(pdf)
フクイチを大飯原発に合わせて角度を変えた図
フクイチを大飯原発に合わせて左右反転し角度を変えた図
全原発SPEEDIデータが文科省がウェブに公開はされましたが、小さな事故(2400分の1)の場合のシミュレーションのようです。では大飯原発で過酷事故が起きた場合はどうなるのか、ということで、フクイチの3/15のときのSPEEDIシミュレーションを貼り付けてみました。
地形、風向きが変わりますから大飯で実際に事故が起きた場合の予測とはもちろん違います。でも事故の規模は実際のフクイチ事故と合わせているため、被曝スケールのイメージはこんな感じになるかと思われます。
ただ、もともとのマップに太平洋方面への汚染データがあれば、関東・東北方面に汚染がかなり進んでいるマップになったことでしょう。ちなみに上空100mの年間の風向きは、北15%:東25%:南15%:西45%の割合で西風が多いということです。また、大きな山が避けられる分、大都市の多い低地を放射性物質がたくさん漂うことも考えられるのかもしれません。
こうした図は無用の混乱をきたすというならSPEEDIの使用権限を原発立地自治体16と、隣接自治体(京都、長崎、鳥取)に限らせる無用な規制はやめるべきです。原発事故はすべてが地元です。フクイチ級事故の場合のSPEEDIシミュレーションデータを出せば再稼働反対の世論が高まるから出さないのでしょう。
【大飯原発事故】水がめ琵琶湖への影響も...関西は死活問題
■ベント時のフィルターも付けずに大飯原発再稼働へ
防波堤かさ上げなし、免震重要棟なし、非常用発電装置分散なし、水素除去装置なし、
フィルター付きベント装置なし、住民避難計画なし、フクイチ事故原因究明なし...
全国の原発にはいまだベントフィルターがつけられていないことが話題になっていますが関電の原発すべてにはもとよりベントそのものがない。ベントがないということは、燃料棒露出が始まった場合… あとは何も申し上げる必要はないと思います。
小出裕章「格納容器の中の内圧が上がるなんてことはもう、考える必要もないということで、ベントすら付けていなかったということなの、です。はい」
つまり過酷事故が起きたら、、おのずと格納容器の爆発ですから、当然上記地図の範囲ではすまないということですね。
加圧水型原子炉は格納容器内で水素爆発する危険性が非常に高いこと。沸騰水型は格納容器内に窒素が充填されているが、加圧水型はただの空気と。冷却機能が失われて、水素が出るようになってくると、空気と反応すれば水素爆発になる。福一は5から10%の放射能が外に出たといわれているが、格納容器が爆発すれば、ほぼ100%が外に出る。今回の事故どころではないと。 http://urx.nu/1g6Z
大飯原発をはじめとする関電の加圧水型原発は、炉内が高温高圧なため、いったん事故が起きると、配管が破れやすい。水を失うスピードも速い。冷却機能喪失からメルトダウンまでの所要時間が沸騰水型に比べて圧倒的に短い。同じ加圧水型のスリーマイル島事故で証明されている。
ということですが、残念ながら大飯原発の立地の危険はスリーマイルの比ではない。
■ 大飯原発直下に活断層
■大飯原発断層の資料は紛失 関電
あんまりすごすぎて開いた口がふさがらない。
■大飯原発のある若狭湾は多数の断層があり大津波も来る
■大飯原発、地表ずれる可能性 / 専門家「早急に現地調査を」
■大飯原発:周辺の3断層連動、「揺れ」想定上回る
■大飯原発直下の断層、関電「活断層ではない」
別の原発の敷地で地形だけで分かる(活断層が)いっぱい見えている。敦賀のよりも大きい活断層が敷地の中にいっぱい入っているところがあるんだけども(国や電力会社は)それは全く認めないわけですよ、頑として、活断層ではないと。おかしいですよ。活断層でないと都合良く解釈 原発設置審査
古賀茂明氏: SPEEDIによる放射性物質拡散予測を「公表すると『馬鹿な国民』はパニックに陥って大混乱するから」として隠した結果、多数の住民がしなくてもよい大量被曝をした再稼働はシナリオ通り。ぶっちゃけ国や官僚は原発の安全性なんかどうでもいい。
議員辞職したところで事故の責任をとれるはずがありません。
■海洋研究開発機構による大気塵によるセシウム-137拡散状況シミュレーション結果
(3月11日から4月1日までの積算値)
を大飯原発に合わせてみた。
最後に
国立環境研究所によるフクイチから放出されたセシウム137の大気輸送沈着シミュレーション
を大飯原発に合わせてみた。
そして最後に美浜の会の報告からも
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/discharge_btsunami.pdf
1
海外の論文が示す津波の前の放射能放出-福島第一原発1号機
地震による配管破損は大飯3号ストレステストで考慮されていない
2011年11月14日 美浜の会
5月19日のブルムバーグ紙が、福島第一原発で津波がくる前に放射能が漏れていたと伝えた
ことはよく知られている。この古い情報が、ネイチャー誌10月27日号も紹介している新たな
研究によってよみがえり、ストレステストの前に立ちはだかる。このことを以下に示そう。
1.モニタリング・ポストが示す津波がくる前の放射能放出
5月19日付ブルームバーグ記事は次のように伝えている。「3月11日午後3時29分に1号
機から約1.5キロ離れたモニタリング・ポストで高いレベルの放射線量を知らせる警報が鳴っ
た。大津波が福島第一原発を襲ったのはその数分後で、原子炉の非常用冷却設備を動かすための
電源が失われた。東電原子力設備管理部の小林照明課長は19日、ブルームバーグ・ニュースの
取材に対し、『モニタリング・ポストが正常に作動していたかどうか、まだ調査しっている。津波
が来る前に放射性物質が出ていた可能性も否定できない』と認めた」。
この情報は、東電が5月16日に公表した運転日誌類の16頁目にある「1号機 当直員引継
日誌」に書かれている。その元になったホワイトボード写真は19頁目にあり、次のようにモニ
タリング・ポストMP3で高高警報が発生したと書かれている。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/plant-data/f1_4_Nisshi1_2.pdf
この頃、14:40に地上10mで風速
1.9m/sの南東の風が吹いていた(右
図)。この状態がしばらく続いたとすると、
15:29にMP3がキャッチした放射能
は1号機を15:16頃に出たことになる。
津波がきたのは15:30過ぎとされてい
るので、津波がくる前に放射能が原発から
出たことになる。その原発とは諸般の事情
から1号機だと考えられるのである。
しかしその放射能は燃料の中にあって、
燃料被覆管に包まれ、原子炉圧力容器に包
まれ、さらに格納容器で包まれている。そ
れがどうして大量に格納容器の外に出たの
だろうか。この問題に行く前に、放射能放
出の別の根拠を見ておこう。
2.海外の論文が示すキセノン133の津波前の放出
津波がくる前の15:00頃にキセノン133が福島第一原発1号機から放出されたという結
(引継日誌)15:29/15:36 MP-3 HiHi警報発生/クリア(MP-7リセット不可)
http://www.tepco.co.jp/fukushima1-np/monitoring/monita2.html
1.5km
15:29 高高警報
2
論が、A.Stohl(ノルウェイ大気研究所(NINU))たちの10月20日発行の論文によって示され
ている。また、この内容は10月27日付ネイチャー・ニュースで紹介されている。
「福島第一原発からのキセノン133 とセシウム137 の大気中への放出」
Xenon-133 and caesium-137 releases into the atmosphere from the Fukushima Dai-ichi nuclear power plant
http://www.atmos-chem-phys-discuss.net/11/28319/2011/acpd-11-28319-2011.pdf
(ネイチャー・ニュース)http://www.nature.com/news/2011/111025/full/478435a.html
Stohl たち論文の要約では、次のように書かれている。「最初のキセノン133の大量放出は非
常に早い時刻、おそらく地震と緊急停止直後の3月11日6時(UTC:日本時間の15:00)
に始まったという強力な証拠がある」。また、結論でも次のように述べている。「キセノン133
の放出は早い時刻に、大地震によって引き起こされた炉の緊急自動停止の間か直後に起こったと
いう強力な証拠がある。この早期の放出開始は、興味深いものであり、地震の間に原子炉に何ら
かの構造的損傷が起こったことを示唆しているかも知れない」。
この最後の点は、論文の「4.2.1 キセノン-133」において、およそ次のように指摘されている。
「3月11日の日本時間15:00の放出開始は、地震が起こった時刻と一致しており、炉の緊
急停止の結果としての希ガス放出によるものであろう。その希ガス放出はこの頃におそらく地震
による構造的損傷によって高められたものだろう。また、緊急炉心冷却系による冷水の注入やそ
れに伴う燃料被覆管への熱応力がこの放出に寄与しているかも知れない。このようにして、放射
能が、1号炉の圧力解放弁(引用者注:ベント弁)が3月12日の9:15(日本時間)に開く
より前にすでに放出されていた」。結局、この論文の見方を解釈すれば、津波がくるより前に、地
震と炉の緊急冷却によって燃料被覆管の破損が起こり、燃料棒内に蓄積されていた希ガスのキセ
ノン133が外部に放出されたことになる。
キセノン133の放出状況の評価は次のグラフ(論文のFig.4)で示されている。最初に立ち
上がっている(青色の)グラフが、世界各地のキセノン133測定結果から逆モデリング法(時
間を逆に遡る方法)によって算出された(a posteriori)放出量である(左目盛)。最初に立ち上がっ
ている時刻が3月11日6:00(日本時間の15:00相当)になっている。もう一つの2番
目に立ち上がっている(赤色の)グラフは、あらかじめ想定した(a priori)放出量である。最後の
結論は最初の想定より放出開始時刻が9時間早まっている。
バックに見えている色分けは、放出される高さを示している。一番下が0-50m、真ん中が
50-300m、一番上が300-1000m の高さの層を示している。ある時点で放出された放射能のうち
どれだけの割合がどの層まで吹き上がったかを右目盛から読みとることができる。
この評価に用いられたキセノン133の測定データは、世界15カ所の814のデータで、そ
のうち13カ所がCTBT(包括的核実験禁止条約)関係である。日本のCTBT関係は高崎と沖
日本時間
15:00
3
縄にあり、そのうちキセノン133は高崎だけだが、結局データの信頼性の関係でそれは用いら
れていない。それゆえ、ハワイやストックホルムなど海外のデータだけがこの評価に用いられて
いる。
3.放射能放出のルート
このようにして、最初のモニタリング・ポストMP3は15:00過ぎに放射能が放出された
直接の証拠を、第二の論文はキセノン133が最初に15:00に1号機から放出されたという
包括的な評価結果を提供している。しかし、東電や保安院はこの事実を無視しているのである。
もしこの事実を認めれば、現在進めているストレステストによって原発の運転再開を図るという
路線が、もろくも崩れてしまうからに他ならない。なぜなら、この早期の放出は地震による配管
の破損という深刻な結果に導くからである。
3月11日14:46に地震が起きてすぐに、制御棒が挿
入されて炉は緊急停止し、同時に右図でタービンに蒸気を送
る主蒸気管の隔離弁が閉鎖されて、格納容器は密閉状態にな
った。また、仮に炉内から蒸気が格納容器内にでたとしても、
サプレッションチェンバー(S/C)内の水で冷やされて蒸気
が水になるため、格納容器内の圧力は1気圧に保たれる。そ
れゆえ、格納容器の隙間から放射能が外部に出ることもない。
結局、大量の放射能キセノン133が外部に出るためには、
次の条件が必要となる。
① 燃料棒が地震等で損傷して、燃料被覆管内に蓄積されて
いたキセノンが原子炉圧力容器内に出る。
② 圧力容器から格納容器外にでる何らかのルートが必要に
なるが、それは格納容器経由ではあり得ない。
③ それゆえ、圧力容器から格納容器を貫いて外部にでてい
る配管が、格納容器外で破損するような
ルートしか考えられない。
そのようなルートとして有力なのが非常用
復水器(IC)系の配管である。右図で赤い
配管(蒸気管)は原子炉圧力容器から出て格納
容器を貫き、2つある非常用復水器のタンク
に高温の蒸気を運んでいる(2つのタンクは
断面図)。蒸気はタンク内の水で冷やされて水
になりドレン管を通じて圧力容器内に戻る。
他方、タンク内の水は高温蒸気で温められて
水蒸気になり、原子炉建屋外の大気中に放出
される。
18:18に運転員が蒸気管とドレン管の弁を開いてこの非常用復水器系を働かせようとした
ところ、建屋外に一瞬水蒸気が出たがすぐに出なくなったという。つまりタンク内の冷却用水は
一瞬温められて水蒸気になったが、すぐに炉からの高温蒸気が来なくなったことを意味している。
ということは、蒸気管がすでに破損していてそこから蒸気が外部に出ていたことになる。もっと
もその破損は配管の完全破断ではなく、弁を開いた瞬間には蒸気を送ることができる程度の破損
S/C
D/W
逃し
安全弁
隔離弁
(日本原子力学会説明図より)
圧力
容器
格納容器
蒸気管
ドレン管
原子炉
建屋外へ
http://www.youtube.com/watch?v=j5EV0Tjbik8&feature=rela
4
(ひび割れ)であったと推測される。その破損した時刻は15:00より前、つまり蒸気管は15:
30過ぎの津波が来る前に、地震によって破損したことになる。
このようにして、炉内の放射能混じりの蒸気は「シューシュー音」をたてて漏れ続け、17:
50には原子炉建屋の入り口を入った付近でも測定器の針が振り切れるほどに充満したのである。
この点については下記URLにある美浜の会HP掲載の見解を参照されたい。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/1f1ic_hasonron_20111005.pdf
4.ストレステスト評価への影響
大飯3号のストレステストは基本的に耐震解析であり、地震動を恣意的に高めていったときに、
どの程度で評価基準値(許容値)に到達するかを調べている。その場合、経年劣化については、劣
化が検査で把握されていなければ考慮外とされている。
今回福島第一原発が受けた地震動に関する耐震解析は、すでに7月28日付の東電報告書とし
て公表されている。そこで1号機については
右表のように、今回の地震(M9.0)によって原
子炉停止時冷却系配管が受けた力の計算値
(評価値)を評価基準値と比較している。この耐震解析では経年劣化は考慮されていないことを、
10月7日の政府交渉で確認した。東電はこのような耐震解析を一般化して、今回の地震では配
管が破損することはなかったと結論づけている。
ではもし、1号機の非常用復水器系配管が実際に破損していればどうなるのだろうか。1号機
はすでに約40年運転している。配管の経年劣化の影響で、実際の計算値は実際の評価基準値を
上回って破損したのかも知れない。あるいは、地震動の想定や地震動によって配管等が受ける力
のモデル計算等の耐震評価自体が間違っていたのかも知れない。いずれにせよ耐震解析は、今回
の地震で実際に力(ストレス)を受けた配管・機器の実態によって検証されるべきである。これこ
そがストレス「テスト」ではないのだろうか。
もし実態調査の結果、実際に配管が破損していれば、このような耐震解析は一挙に信頼性を失
う。そのような耐震解析に基づいているストレステストも意味を失う。また、経済産業大臣が指
示した緊急安全対策では、全交流電源喪失のもとで、PWRではタービン動補助給水ポンプが唯
一の炉心冷却の手段となるが、そこにこの系列の配管破損が重なれば、炉心冷却はできなくなる。
ストレステストでは地震と津波の重畳現象を扱うことになっているが、このような重畳はいっさ
い考慮されていない。想定される地震の範囲内では、配管はあくまでも健全性を保つとされてい
るのである。このような想定が本当に成り立つのかどうか、福島第一原発の実態調査によって確
かめるのが先決ではないだろうか。
5.福島第一原発の実態調査を優先せよ
10月7日の政府交渉で保安院は、定検停止中の原発の運転再開条件として、ストレステスト
合格の他に、「福島が二度と起こらないことを説明して地元に納得してもらうこと」を挙げた。そ
の場合の「福島」とは、福島事故の実態と原因のはずだが、それはこれから考えるのだという。
他方で、実態はまだ把握されていないし、現場に立ち入ることが必要だと認めた。しかし実際に
は高線量で立ち入ることが困難なため、線量が下がるまで調査は待つべきだ。
実態調査が必要なことは新潟県の泉田知事も強調されており、福島事故の知見に基づくべきこ
とは福井県の保安院への要請書でも強調されている。これなしに地元が納得できないのは、すで
に明らかである。まずは福島事故の実態を把握し公表することを優先させるべきである。
計算値(MPa) 評価基準値(MPa)
22.8 41.4