Books translated by Mari Takenouchi竹野内真理の翻訳本

Books translated by Mari Takenouchi 竹野内真理の翻訳本
『人間と環境への低レベル放射能の脅威(The Petkau Effect/ Original German: Der Petkau-Effect Katastrophale Folgen niedriger Radioaktivitat)』
『原発閉鎖が子供を救う(Radioactive Baby Teeth: The Cancer Link)』
『低線量内部被曝の脅威ー原発周辺の健康破壊と疫学的立証の記録(The Enemy Within)』
『内部被曝』(扶桑社新書)ーあとがき執筆

2013年10月7日月曜日

山下俊一氏と鈴木真一氏への公開質問 Open Questions to Shunichi Yamashita

鈴木真一氏が、いまだに甲状腺の発症には、少なくとも4,5年かかるから、福島の子供たちの甲状腺がんは、福島原発の事故と関係ないと強弁しているそうです。驚きであり、犯罪的であると思います。

また、つい先日、福島のとある小児科医が、二本松市での講演会で、「山下俊一先生が大丈夫と言っているから大丈夫だ」と言っているという話を聞きました。恐ろしいことです。

この小児科医は、山下氏が事故前に書いた論文を全く読んでもいないのに、山下氏のウソをそのまま鵜呑みにして、子供たちの命と健康を危険にさらしているのだと思います。

山下氏については、国内外で大いに話題になり、それで敢えて私はブログ上では取り上げていませんでしたが、忘れられている、見落とされている論点もあると思いますので、こちらにまとめてみたいと思います。


1.2009年3月の日本臨床内科医会会誌にて、山下先生は、「(チェルノブイリで)超音波で甲状腺結節を見つけると1センチ以下、数ミリの結節が見つかるが、子供の場合には約20%ががんだった。・・・小児甲状腺がんの約4割は、この小さい段階で見つけてもすでに局所のリンパ節に転移があります。」と書いています。

福島事故前からこのような所見を得ていたにも関わらず、福島は安全である、外で遊んでも構わないと宣言していた先生は、犯罪を犯したのではないですか?

2.福島のお母様から聞いた話で、既に甲状腺がんのリンパ転移の子供たちが出ています。福島県立医大は、転移について一切発表しないと聞きました。これはなぜですか?ご存知のように、既に福島県では40人以上の甲状腺がんと疑いが出ています。先生のおっしゃられるようにこのうちの4割にリンパ節転移があるとしたら、大変な事態でないですか?しかも、今も子供を避難するよう勧告していないのは、継続して犯罪を犯しているのではないですか?


3. 同じく福島医科大に問い合わせしたところ、甲状腺がんの子供の組織の染色体検査をやらないと言われ、驚きました。

しかし、2013年3月11日、山下先生は米国での講演会http://www.ncrponline.org/Annual_Mtgs/2013_Ann_Mtg/Yamashita.pdfで、染色体9番、FOXE1という遺伝子がチェルノブイリでは明らかに異変が生じていたことがわかっていたのに、それを米国でのみ発表し、国内では触れないのは変でないですか?福島ではなぜ染色体検査をしないのですか?

さらに7q11染色体バンドの検査をすれば、被曝由来であるかどうかがわかるのに、なぜこれもやらないのですか?

4.上記米国の講演会で山下先生は、子供でも高脂血症が増え、若い男性でも肝臓機能障害や高尿酸血が増えている。高血圧、グルコース代謝不全、腎不全が成人や年配者で増加と言いながら、すべてストレスと避難のせいにするのは、非科学的ではないですか?(64ページ)http://www.ncrponline.org/Annual_Mtgs/2013_Ann_Mtg/Yamashita.pdf

5.2009年3月の同会誌にて、山下先生は、「主として20mSv未満の人たちで、過剰な放射線を被曝すると、10~100mSvの間で発がんが起こりうるというリスクを否定できません。」と書いています。福島の人には、100mSvまで安全と言った理由は何ですか?人体実験がしたかったのですか?
また、福島の医師、小児科医でさえ、先生のその言葉を繰り返す人々がいます。罪のない子供たちが先生の二枚舌で犠牲になり、今もそれが進行中です。早急に謝罪・訂正すべきではないですか?

6.福島の甲状腺がんと疑いが43人になった今も、鈴木真一氏が、「甲状腺がんはゆっくり大きくなるのが特徴であり、確定者のがんの大きさなどから2、3年以内にできたものではない」と考えられると述べ、原発事故の影響を否定し続けているというが、山下俊一氏自身が1998年のEndocrine Journal(内分泌学会誌)に寄稿した「Childhood Thyroid Cancer: Comparison of Japan and Belarus (小児甲状腺がん:日本とベラルーシの比較)」において、「All of the preceding thyroid carcinomas developed after longer latency periods, whereas tumors arising in the Chernobyl population began developing with surprising rapidity and short latency(以前の甲状腺がんは、もっと長い潜伏期間を経て発症していたが、チェルノブイリでの甲状腺がんは驚くべき早さと短い潜伏期間で起きる)」と述べている。

原発事故由来の通常とは異なる早い発癌や潜伏期間の短さを山下氏でさえ3.11事故前は述べているのに、鈴木氏の発言は矛盾していませんか?

ちなみにベラルーシのMALKO医師は2.5年、カリフォルニア大学の研究では1年という最短の潜伏期間の数字を出しています。
http://nuclearhistory.wordpress.com/2013/09/

これらの研究と、福島で多数の甲状腺がんがすでに子供たちの間で起きている現実をどうとらえますか?

7.山下先生は『HIV・HCV重複感染血友病患者の長期療養に関する患者参加型研究』の班長を務められ、この研究を始めるにあたり、「過ちは二度と繰り返しません」と書いていたと言います。その後、福島事故が起きて、福島医大に行き、住民たちには100mSvまで心配することはないと説得しました。http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/japan-victim-and-perpetrator.html

これに対し、上記研究の被験者であり血友病HIV患者であり、一級障害者であるにも関わらず福島の子供を助けたいと福島に通い続けている、私の友人の堀内良彦さんは、山下先生に面会を求めていますが、先日は堀内さんが足のご不自由なのをいいことに、堀内さんを見たら階段を使って逃げたと聞きました。どうしてそのようなことをするのですか?卑怯ではないですか?

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