Mari Takenouchi, a journalist and the blogger of Save Kids Japan & World Known as a Japanese single-mother journalist covered by Reporters Without Borders in 2014 on the criminal accusation case for a tweet. My twitter account is @mariscontact (under control and rarely gets retweeted) To order a new book by Mari Takenouchi and Dr. Bandazhevsky, send me an e-mail at takenouchimari@gmail.com Twitter: @mariscontact 私の主なブログは以下です!!ご覧ください!!! See my blogs below!! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

2023年5月21日日曜日

火山と原発 (この問題は、まさしく日本のみならず世界の存続に関わる最重要課題!)

「火山と原発 最悪のシナリオを考える」古儀君男 

l  世界にはおよそ1500の活火山があるが、世界の陸地面積の0.3%にしか相当しない日本には110あり、これは地球上の活火山の7%にあたる。

l  2014年9月、原子力規制委員会は日本の九州にある鹿児島の川内原発の再稼働を「新規制基準を満たしても、絶対に安全であることを意味しない」と言いながらも容認。

l  川内原発は、近隣にある3つのカルデラから噴出した火砕流(600度にも達しうる高温の火山灰や岩やガスが一体となり、時速数十キロから200kmで移動)が原発のある場所に到達したことがある。

l  川内原発の半径160km圏内には将来活動する可能性がある活火山が14もある。

l  原発が火砕流で襲われたら、施設は大きく破壊、埋没し、電源喪失と冷却機能喪失によるメルトダウンと爆発は避けられない。さらに福島と違い、冷温停止させるために人も近づけず、完全に制御不能となる。

l  同じ2014年9月、日本の本州にある御嶽山(長野県)が突然噴火し、戦後最悪の60名以上の死者と行方不明者を出している。前兆現象のない突然の噴火だった。

l  1783年には、群馬県の浅間山の噴火で死者1100人、1792年には雲仙眉山の噴火で死者15000人。1926年、北海道の十勝岳の火山泥流で144人死亡。1991年雲仙普賢岳の火砕流で43人が犠牲。

l  川内原発の近くには、噴煙を現在も上げている桜島や阿蘇山、2021年に噴火した霧島などの活火山がある。

l  特に懸念されるのが、大規模火砕流を伴う超巨大噴火である。巨大噴火は7000年から1万年に一回の割合で起きると言われる。7300万年前、南九州・鬼界カルデラ(薩摩半島の南50kmにある海底火山)の超巨大噴火は、2000年ほど続いていた九州の縄文文化を壊滅。九州はほぼ無人の島となり、900年にわたって森は再生せず、不毛の時代が続いた。

l  川内原発周辺には、過去3回にわたり火砕流が到達している。

l  注目の本 『死都日本』by 石黒あきら、『破局噴火―秒読みに入った人類壊滅の日』by 高橋正樹、ドラマ:『Super Volcanoby NHK and BBC(アメリカが壊滅状態になる話)

l  米国のカリフォルニアのロングバレーとワイオミングのイエローストーン・カルデラ(東京都2個分の広さ)の噴火もいつ起きてもおかしくない。もし超巨大噴火が起きれば、米国の75%が火山灰で覆われ、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰と火山ガスで死亡、やがて地球全体を火山灰と火山ガスが多い、平均気温は10度低下、影響は6年から10年続く。世界経済は崩壊し、現代文明は大打撃。

l  2011年に九州の霧島火山の新燃岳が噴火した際、東の方に流れてゆく噴煙がNASAの衛生によって確認。大規模噴火になれば、火山灰が四国(伊方原発稼働中)や本州(福井県の複数の原発が稼働中)を覆うのは必須。

l  9万年前の阿蘇の超巨大噴火では、噴出物量が600立方キロメートルを超え、阿蘇から1500km以上離れた北海道でも厚さ15cmもの火山灰が堆積し、日本埋没。

l  2万9千年前の姶良カルデラの噴火および7300年前の機会カルデラノ噴火では、近畿地方で20cm以上、東京・関東地方でも10cm以上の火山灰で、日本埋没。

l  1707年の富士山噴火では、東京での火山灰は数センチから10cm程度。想定被害としては、日本全体が壊滅状態。他国に移住しなければならなくなる 1)健康障害:火山灰(ガラス片も含まれる)の吸引による呼吸器系疾患、目に入ることによる角膜損傷、2)建物被害、3)道路が使えなくなる、4)鉄道停止、5)航空機停止、6)火力発電所では大量の空気を使うので、火山灰により停止、7)上下水道機能マヒ、8)静電気を帯びた火山灰による電波障害、9)農林水産業が長期にわたり壊滅状態、10)コンピュータ障害、11)植物を含む生態系に壊滅的な打撃

l  九州電力は、1万2800万年前に起きた桜島の巨大噴火を想定して、15cmの火山灰が川内原発に降っても、問題ないとし、火山学会から見直しを提言されている。

l  厚さ15cmの火山灰は、1)原発取水口を詰まらせ、原子炉の冷却が困難になる、2)空気中の火山灰は、コンピュータや電子機器に侵入すると誤作動や故障を引き起こす、3)外部電源喪失の際、ディーゼル発電機(フィルター詰まり、燃料タンクや発電機そのものの健全性の維持が困難)を長期にわたり動かすことが困難(7日間としているが、それ以上続く可能性も)、4)道路の寸断など、交通アクセス困難

l  7300年前の鬼界カルデラからの噴火を現在に想定すると、北西部を除く九州ほぼ全域と、四国の全域、大阪から紀伊半島にかけて厚さ20cm以上の火山灰に覆われる。九州北西部、中国近畿地方、中部地方は10cm以上で、西日本全域が壊滅近い被害。首都圏も10cm近くで首都機能を失い、日本壊滅。すべてのライフラインストップ、火山灰によるコンピュータや電子機器のストップ、冷却水の取水困難に、原発に泥流が襲う可能性も)日本全国の原発の電源喪失では、使用済み核燃料も危険に。各国は放射能汚染で、日本列島に近づけず、放射能汚染は、偏西風にのって地球全体に、しかも原発を密閉することはできないので、放射能汚染は長期にわたって続く

l  地球規模汚染の引き金を引く超巨大噴火は確実に近づいている(明日でもおかしくない)7300年前の鬼界カルデラ噴火が最後の破局噴火だが、こういった噴火は7000年から1万年に一回日本で起きている。しかも超巨大噴火の予知はきわめて困難。

l  火山列島日本に住む限り、想像力が求められ、巨大噴火に備えた避難計画や復興計画を進めておく必要がある。

l  原発がなければ、人が住めない状態になっても、数十年後、数百年後に豊かな自然が戻ってくるが、日本の原発が同時多発的にメルトダウンを興せば、国土の再生は絶望的になる。

l  超巨大噴火の可能性がある以上、地震や火山活動の静穏期に建てられてきた日本の原発はすぐにでも廃炉にすべきである。日本発の地球汚染を起こさないためにも。