2013年6月19日水曜日

組織や有名な学者はあてにならない!良心を持つ個人が行動を!福島事故後の健康被害を対外的に発信しないと手遅れになる!

はっきり言います。日本人は、もっとすでに起こっている健康被害を対外的に発信しないと、手遅れになります。(すでに手遅れだが、さらに手遅れになり、子供たちの寿命がさらに縮んでしまう)

国連人権理事会のグローバー報告はすばらしいですが、もっとも大事な健康被害については、甲状腺がん増加についてさえも触れていません。私も何度か秘書の方に「実際にすでに起きている健康被害」についてメールを差し上げたのですが。。。健康被害の訴えは、良心のある日本人がやるしかありません。

そして1mSv避難の問題ですが、今内部被曝でだいたいこれ以下であると東大の研究者チームが利用してしまっています。
皆さん、1mSv=30000Bq体内です。(ICRPやIAEAの基準、つまり国連の基準です)つまり60kgの大人で500Bq/kgで低レベル廃棄物の5倍の濃度です。10Bq/kgで心臓に異変が出ると言うチェルノブイリ事故後、人体解剖まで行い、データをとったバンダジェフスキー博士の研究と照らし合わせれば、この数値がいかに高くて酷いものかわかるはずなのに、反原発側でさえ、これをきちんと国連に訴える団体がいないのです!(2020年追記:ちなみにこの基準も今はロシアでは適用されていません。労働者で0.1mSvとなっているそうで、居住者はもっと低くしなければならないということ。バンダジェフスキー博士の翻訳のお手伝いを今しており、博士の論文にそう書いてあります。https://bandazhevskypaper.blogspot.com/2020/05/the-risk-of-cardiovascular-diseases-in.html)

以前からかつて勤めていたが、秘密裏に解雇された原子力資料情報室、情報室役員の弁護士(海渡、河合両弁護士)、海渡弁護士の連れ合いの福島みずほ氏(大臣の時、辺野古は主張したが、ベトナム原発輸出は容認)等は、信頼できずにおりました。

そして共産党も、事故前には「被爆者に原発労働者がいる」という理由で原発に反対できないと被団協に99年に言われてから、信用できないでおりました。

そんな中、私は共産党に属していても、広島被爆医師である肥田舜太郎先生は、なんとなく例外だろうと勘違いしておりました。

7月、長年、翻訳などのお手伝いをしてきた肥田舜太郎医師に、福島の子供で27人もの甲状腺がんが出ているというデータ、汚染地帯から子供を逃がさないでいるエートスプログラムでリストに入っている共産党系民医連医師の名簿、その他、国連やIAEAなどへの要望書を、現実に今起きていることを知ってほしいと思い、お送りしたところ、一言、「読むだけでも疲れた。竹野内真理以外の人々の活動は、ぬるま湯だと責めているつもりか・・・貴方のような人はやる気になっている若い母親の芽を摘み取ってしまう・・・貴方の中に染みついている単刀直入に相手に切り込む攻撃性は、裏返して言うと頑固に自説を弁護する保守性の強さである(よく意味わからず)」等々と、内容は無視して、私の人格を誹謗中傷する内容が大半の手紙を突然受け取りショックを受けました。

福島出身の母は、「福島のがん発生のことなど、何も知らなかった。なぜ肥田先生は無視するのか?また、長年お手伝いをし、ただでさえ、シングルマザーで沖縄で孤立無援の娘に対し、そのような誹謗中傷手紙を送るとは、肥田先生はどうかしてしまったのか」とはっきり言って怒っていました。

私も、もう二度と先生のお手伝いも、先生を擁護することも致しません。

実際、肥田先生には今まで様々な人から「早寝早起きやご飯をよく噛むでは、放射能には勝てないのではないか」「子供は特に酒もたばこもやらず、生活習慣は元からいいのに、チェルノブイリでは病気になったではないか」「肥田先生の言われることはエートスと変わらないではないか」という至極もっともな疑問の声があがっていました。

何度か電話で説明をしたり、2012年初頭に一度は手紙で書いたこともありましたが、ご高齢だからと今まで私もやり過ごしていましたが、今回重い腰を上げて、私の持っている情報をたくさん資料としてプリントアウトして送ったら、そのような反応だったわけです。

いくら広島で活躍された人だからと言って、肥田先生は原発問題をほとんどご存じでないですし、今回の手紙でわかったのですが、学ぼうともされていません。

肥田先生を神格化し、おかしな楽観論を信じ、将来子供たちが一人でも多く病気になるのは私は嫌です。というか、もうすでに病気になっているのです。27人の甲状腺がんの発生について、「2次検査の受診率が半分以下だから、実際はこれより多い」、と赤字でコメントした表をなぜ無視しながら、(たいして重要でない)私の人格問題を延々と書いて速達で送ってくるのか、いまだに私には理解できません。

厳しいことを言うようですが、これが事実ですし、肥田先生のメンツよりも、私は一人でも多くの子供を健康に長生きさせたい。そちらのほうが、ずっと大事だと思っています。

後述しますが、日本ですでに起きている健康被害について、健康被害はないことにしている放射線影響に関する国連科学委員会UNSCEARにメールを送りましょう!

以下、5月31日に出されたUNSCEARのプレスリリース仮訳
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/3288.html

6月末に、福島後の子供の放射線影響、人間と環境への放射線影響の報告書を出し、9月に本報告を出す予定だそうです。この報告が今後の政策を左右するはずです(ただし英文で。簡単なものでもいいのです!長いものは私が送りました)


UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)
Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 
Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org 
Ms Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org

福島事故後、正確には、99年に原発のことを知って活動をし始めてから痛烈に感じることがあります。

それは組織や有名な運動家、市民派の学者に頼っていてはだめだということ。

(理由はこういった中に、権力側の手先ではないかと疑われる人たちが多く混在しているから。また本当に権力側の人でなかったとしても、知らず知らずに、やる気のある新規の活動家のやることをいわゆる「大御所」が邪魔してくれるから。)

自分の判断で、今必要と思うことを、即やらないと手遅れになる。

私は反原発団体の大きなところで半年翻訳の仕事をしていたことがありましたが、もっとも大事な緊急の問題(日本における地震と原発の問題と内部被爆の問題、六ヶ所村の汚職、チェルノブイリでの実際の被害の問題)を避けた運動をしていることに気づきました。

それどころか、一生懸命やろうとするひとのやる気をなくさせよう、仕事を遅れさせようという、いわゆる運動の「大御所」がたくさんいることに気づきました。

今福島事故後も同じことが繰り返されている。すなわち、運動をやっているふりをしながら、最も大事な「子供たちの避難」や「瓦礫焼却反対」などをきちんとやらないのです。または実際の行動を遅らせたりするのです。

そしてさらにショックなのが、子供の疎開を叫ぶ、「福島集団疎開裁判」のグループの方々も、なぜか、福島の甲状腺がんが数値として明白に上昇しだしているのに、海外向けに発信していません。私がMLでそれを指摘し、国連科学委員会の宛先を書いても、邪魔する人々が大半で、実際にまじめにやってくれる人が今のところいません!

最近、内部被曝研究会も大変なことになっていると複数の人から情報が来ます。実はその中にいる、大御所のある学者さんですが、私も1年以上前に、非常に困らせられたことがあります。

私もあとがきを書かせてもらった肥田舜太郎先生の「内部被曝」という本の内容を細かな揚げ足をとられ、ちょうど郡山市のジュンク堂でベスト10に入ったというタイミングで、出版を一時期とめられたのです。

(とにかく福島の子供を逃がしたいという一心でこのあとがきを書いたこと、プラスこのとき、私は来月の家賃も払えないくらいに経済的に困窮しているときだったので、売れ行きの上がっていた本の出版も中止され、本当に困り果ててしまいました。。。)

なぜこの一見こちら側の学者さんが、味方の本の出版を停止させ、安全デマを振りまき、福島疎開裁判で子供の疎開を阻む理由となっていた中川恵一氏の本に文句ひとつ言わないのか、ずっと疑問に思っていました。

(これは疎開裁判も一緒です。中川恵一の本が安全論の科学的根拠となっていたのに、彼の理論を打破するための動きはなかったのです。仕方なく、私は一人で公開質問http://koukaishitumon.blogspot.jpのページを立ち上げたのでした)

今、同じ方が、内部被曝研究会でも似たような問題を起こし、多くの方が不審に思っているようです。なにか、大事なことを後回しにし、くだらないことで時間やエネルギーをとる人がいるようです。彼に限った問題ではないと思います。


そして、皆さん、これは国内に限ったことではありません。

残念ですが、海外でもそうです。

私は今年の3月にNYで行われた福島事故後の健康影響についてという国際会議に出席しましたが、福島ですでに発生している甲状腺がん、その他の健康異常についての発表がまったくなかったのには心底驚きました。

私はその数週間前に、カルディコット医師をはじめとする、すべての講演者に、健康被害に焦点を合わせた国連への手紙を60ページ近く送っていました。
ただ、私のレポートの情報の豊富さや包括的であることなど、海外の方々より、賞賛のメールはいくつかいただきました。Congratulations on your superb work!といった具合。

しかし私は自分が褒められるためにやったのではないです。

子供を助けたい一心で書いたのに、まったく日本で起きている健康問題が会議で取り上げられることはなかった。休み時間に、主催者のカルディコット医師にも直接お願いしたのですが、だめでした。彼女も私の報告書は読んでいたのですが。彼女も東京ではきちんと言っていたのに。

日本の国際会議の主催者、メールのわかるスピーカーのほぼ全員に日本ですでに起きている健康被害について、長いレポートを送り、日本の窮状を訴えていたにもかかわらずです。http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/open-letter-to-un-on-health-hazards.html

それと日本からの講演者、崎山比早子さんも、東電の悪口は言いましたが、すでに起きている健康被害については全く言及していませんでした。

(崎山さんには実は、事故前に内部被曝における、低線量で上向きカーブを描いて影響が増えるペトカウ効果(実は、放射線医学総合研究所の本にも『逆線量率効果』という専門用語で紹介されているのに)について、質問をしていたのですが知らないの一言でした。事故前はもっぱら外部被曝の医療放射線の話をされていたようですし、一時期バンダジェフスキーを支持していましたが、この講演会で休み時間にお話ししたら、今はバンダジェフスキーも否定されています。)

また、私と息子が初期被曝で具合が悪くなったと話したら、ある米国の女性のNGOの学者は、「それはぜひ、健康調査に登録すべきよ!これからの疫学調査のためにとにかく登録するのが、一番よ」と目を輝かせて言う人もいました。

なんだかとてつもない違和感を感じ、「そんな研究に協力する気はないですよ。とにかく、子供たちは汚染地帯から逃がすこと、これ以上に大事なことはない。学者の研究に付き合っている余裕はないです」ときつく言いました。日本人は原爆でモルモットとして扱われたが、もうそんなのは許せない。まして子供まで!

そして今回、欧州に行って、活動家やNGOの方たちとの兼ね合いでは、さらに驚きの経験をしました。 今回、私が埒が明かないから、「IAEAに直訴しようかとも思っている」と話したある欧州の大きなNGO「WISE Amsterdam」のA氏は、オーストリアの別の地球の友FOEのリーダーB女史に相談し、彼女が協力してくれると言っていると私に話してくれ、私はおおいに喜んでいたのですが、ふたをあけたら。。。

オーストリアFOEリーダーB女史は、事前に送ってあったレポートは忙しいから読んでないといい、私が目の前にいても、福島の状況を聞こうともしない。IAEAへの訴えもなんのことだかわからないという。(仕方ないから全部自分でやりましたよ。誰かに頼って計画を無にされてたまるかという感じです)

それでも、彼女の主催するイベントの午後のワークショップで私に福島の話をする時間をくれるといっていたので、現場で待っていたら、結局、彼女は何もいわずに途中でいなくなってしまいました!ワークショップもきちんと開かれず。。。なんとその前の枠のグループが「部屋からどかないから」というわけのわからない理由。

 6月にもかかわらず異常気象で、会場(屋外)は10度あるかないかの寒さ。私と息子は、結局屋外で6時間以上も待たされ、結局おいてけぼり。息子はその日の夜、宿で高熱を出してしまいました。

 「いったいどうなっているのですか?寒い中6時間も待たされ、結局あいさつもなく、いなくなってしまった。息子は初期被爆して免疫が落ちているのですよ!昨夜はひどい高熱を出し、今日は一日ホテルで休ませていて、どこにもいけないのですよ」さすがの私も文句の電話しました。

 「それは申し訳なかった」と電話では謝ったA氏。でも以来、A氏からもB女史からもメールひとつ来ません。日本の子供たちが健康被害にあおうが、彼らにはまったく関心がないのでしょう。私はこういう大きな団体のリーダーには怪しい人たちが配置されていると思っています。日本だけでなく、海外でもです。

それは個人の学者でも同じこと。今回、個人的にたずねた有名な市民側の学者でも、意味もなくバンダジェフスキーの悪口をいい、そして私が提示した、今最も大事だと思われる「福島の子供の甲状腺がんの多発」の統計を急遽英訳してメールしても、だんまりで、ほかの話だけする。 そのわりには、自分は、今後、有益な疫学調査をするつもりだという。(そういう学者が複数います)

そんな悠長なことを言っている暇はない!はっきり言って!そして、すでに国側が後押ししていて否定しようがない、有益な疫学調査は、福島の甲状腺がんですでに数値として出ているのに、なぜそれを市民側が利用しようとしないのか、まったく理解できません!

 IAEAの人には、メールのやり取りの後、結局、面会は拒絶されました。しかしながら、UNSCEARの人には会うことができました。(以下をご覧ください)IAEAと同じ場所。ウィーンのUN Cityです。

ちなみに、IAEAのある国連の警備員は、私のことを知っていました。なんとアポをとる前から。Save Kids Japanのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/05/open-questions-to-iaea-director-general.htmlを読んでいたのでしょう。

「あなた、真理でしょ?前にもここに来たことのある。日本のジャーナリストの。。。」 「ええ!私ブラックリストに入っているの?」「そんなわけないさ!入っていたら、この建物自体に入れないよ。」と笑ってくれた警備員。

まじめに、「世界の原子力村相手に、万が一、息子になにか危害が及んだらどうしよう」と一睡もできなかった夜もあった私はほっとしました。といってもいろいろ起こるのでまだまだ油断禁物。(皆様、いつも言っているけど、私に何かあったら、エートスともんじゅ西村事件を世界に広げて!)

ところで、皆さん、UNSCEARに訴えるのは大事ですよ。なんといってもここからの報告に基づき、ICRP報告が生まれ、また各国の政策が左右されるのです。仲間内(怪しい人もいるかもしれませんよ!)で情報を回すより、ここに直接訴えるのは非常に大事だと思います。(なのに、疎開裁判の人々を含め、だれも動こうとしてくれません!)

組織はあてにならない。誰かがやってくれていると勘違いしたら大間違い。自由な動きのとれる、良心を持つ個人が行動すべきです!!!


私などはシングルママであり、金持ちではないですよ。子供もまだ3歳で、動くのは大変。でも「放射能汚染による緩慢な殺人を見逃すことはできない」と思い、当たり前の活動しています。別に自慢することでもなく、私は当たり前のことをやっている。

しかし、私より余裕のある人は、日本にたくさんいるはずなのに、やっている人がこれだけ少ないのはどうしてだろう。

毎年、海外旅行に何百万も行く日本人。円安になっているといってもベラルーシと違い、日本は海外旅行にいける人が大勢いる。たまにこういうところに、旅行がてらでもいいから、訴えに行く人があってもいいのにと私は思う。

私だって、IAEAからの手紙の返事を待つ間、ちゃあんと、観光バスに乗って市内観光したり、ハプスブルグ家の王宮見物をしましたよ。息子も大喜び。いつもちっちゃいアパートに住んでいるから、「豪華なおうちでしょ~」と。それにうちの子は今年に入って2度海外に行っているので、外国人をひとつも怖がらず、進んであいさつしたり、外国人にちょっかいを出したりしています。

さて、日本に帰国したら、なぜか、私のPCが攻撃にあい、今までのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jpが更新できなくなりました。。。 と言い、別のサイトhttp://savekidsjapan.wordpress.com/2013/06/18/iaea%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%bf%94%e4%ba%8b%e3%80%80reply-from-iaea/を立ち上げた矢先、いきなり更新可能になりました!これからもつぶされたら、新たなサイトを立ち上げます。(しかし私のPCは動かないまま。今ネットカフェで作業しています)

My PC was attacked by somebody and I cannot update my blogs anymore so I established another site, and then I can update this page now.(But my PC is not functioning...)


下記にあります、IAEA事務局長への公開質問状もメールで送り、面会をお願いした際のお返事が以下です。広報部長Gas氏によるお返事です。
I sent the open question to IAEA Director General via e-mail and requested to have a meeting with IAEA and I am attaching the Director of Public Information Mr. Gas’s reply below.

少なくとも、Gas氏のお返事は丁寧な言葉遣いで、きちんとこちらの言いたいことを読んで下さっています。また、Gas氏がUNSCEARのお知らせを教えてくれたおかげで、私はその後、UNSCEARの方にアポイントを取り、直接、日本における窮状、特にすでに現れている健康被害について訴えることができました。(Gasさん、ありがとう。)
At least, Mr. Gas was selecting words in his courtesy and moreover, he actually read what I wanted to say. In addition,thanks to his information on the update of UNSCEAR, I was able to make an appointment with UNSCEAR person and was able to convey the situation in Japan particulaly focusing on already emerging health hazards. Thank you, Mr. Gas!

同時期に行われていた国連人権理事会のグローバーさんの報告にばかり注目が行き、今後の政策により大きな影響を与えるUNSCEARについては、働きかけている人が皆無なようです。
It seems like almost everybody’s attention went to UN Human Rights Council Mr. Anand Glover and nobody worked on UNSCEAR, which has more impact on future political decision.

放射線による健康被害はたいしたことがないという前報告を出しているUNSCEARにどうぞ皆さんからも訴えてください。(さらに二つの報告、子供への影響および人間と環境への影響の報告が6gつ31日に、そして本報告は9月に出ます)日本の人がやらねば、誰もやってくれません。今年に入って米国と欧州を訪問してきて、痛烈にそれを感じています。健康被害については、甲状腺がんの増加も含め、グローバー報告にも入っていません。
Please do make appeal to UNSCEAR from you as well particularly on health hazards on radiation. Unless Japanese people make a move, nobody would help. As I visited the US and Europe this year visiting major conference or meeting major organizations, I strongly feel this way. As for health hazards, even Mr. Glover’s report does not mention at all including dozens times increased thyroid cancer…

以下がUNSCEARへの連絡先です。3人の方がいらっしゃり、私がお会いしたのは、インド人女性のMohanさん。私が子供を抱えて、書類をばらばらと落としてしまったのを静かに拾ってくださり、私の話をじっと聞いてくださった素敵な女性。ご自身も小さい子がいるのでよくわかる、よくぞ来て報告してくれたとおっしゃってくれました。(ああ、世の中のすべてのお母さんが立ち上がれば、原発などなくなってよいはずなのです!)
The following are the contacts of UNSCEAR communications officer. I met Ms. Johan, a very nice Indian woman. She calmly picked up my scattered materials while I was holding my son, and listened attentively to my talk. She said that she understood my feeling since she herself had a small child and thanked my coming to report to her. (I really wish if all the mothers in the world stood up against nuclear power…)

UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)
Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 
Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org  Ms Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org

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以下がIAEAからのメール
Below is the mail from IAEA

Dear Ms.Takenouchi,
竹野内様

Thank you very much for your correspondence, the background introduction and your comments and questions that I have carefully read. I am sorry to hear that you and your son have been unwell.
お手紙をありがとうございました。背景にまつわる自己紹介と貴方のコメントと質問事項は、注意深く読ませて頂きました。貴方と息子さんが体調不良であることに心を痛めています。

This are indeed very complex issues that you raise and many of the questions that you pose are of a domestic nature. The Agency, as an intergovernmental organisation would not be appropriate to address them, sometimes simply because they are not in its mandate, which derives from its Member States decisions.
貴方の提起している問題は、実際複雑なもので、質問の多くは国内問題に相当します。IAEAは、国際機関であり、これらの問題に対処するには、当事国の決定に対する権限を持たないということも時折あるため、対処するのにふさわしい機関ではありません。

I want nevertheless to inform you that the IAEA is engaged in a broad undertaking to help ensure that the world learns from the nuclear accident at Fukushima Daiichi to so that we can make nuclear energy as safe as humanly possible. We are also giving priority to supporting Japan’s efforts to recover from it.
それでもIAEAは、福島第一の原子力事故からの教訓を、原子力を人類ができる限り安全にするのに生かすため、広範な事業を行っていることをお知らせさせていただきます。

On our website you will find extensive factual information about the accident and up to date details about the extensive IAEA Action Plan for Nuclear Safety, which was unanimously endorsed by our Member States in September 2011 and has since provided a road map for the IAEA and its Member States to follow. We also continue to work with Member States of the IAEA in preparing a comprehensive report of the accident. This report is planned to be released by the end of 2014.
私どものウェブサイトでは、事故に関する広範な事実と最新のIAEAの原子力の安全性のためのアクションプランの詳細が記されています。これは2011年9月に加盟国により満場一致で支持されたものであり、IAEAと加盟国が追随していくロードマップとなっております。また、我々はIAEAの加盟国と、事故の包括的な報告書を作成するため引き続き作業を行う予定です。この報告書は、2014年末までに発行される予定です。

I would also like to mention that the United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR) is currently holding its 60th annual meeting in Vienna, where its secretariat is based, and on 31 June will release to the public two reports: the effects of radiation exposure on children, and the radiological impact of events at the Fukushima-Daiichi nuclear power plant in Japan on humans and the environment. It seems to me that this information will be particularly pertinent to your concerns. These reports will be presented to the United Nations General Assembly later in the year, see their press release: http://www.unis.unvienna.org/unis/en/pressrels/2013/unisinf475.html
また、放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が事務局のあるウィーンで第60回目の会合を開いており、6月31日に二つの報告書をリリースします。ひとつは子供に対する放射線の影響であり、もうひとつは日本における人間と環境に対する放射線の影響についてです。この情報は、あなたの懸念事項に特に関連しているように思われます。これらの報告書は、国連総会に、今年度中に提出されます。(訳者注:その後UNSCEARの人に直接聞いた話だと9月だそうです)

As for your request of meetings, with other pressing commitments, and the limitation of the Agency’s capacity to answer most of your questions, Director General Amano and Deputy Director General Flory will unfortunately not be in the position to offer you an interview.
あなたのリクエストされている面会についてですが、他にも緊急事項があり、またIAEAが貴方の質問の多くにお答えする能力における制限もあり、天野事務局長および副事務局長のFlory氏は、残念ながら貴方のインタビューリクエストにお答えすることはできません。

I still hope that you will find the information I have provided useful and I wish you good luck in your undertakings.
それでも私がここでご提供した情報が役に立つこと、貴方のされていることがよい方向に行くことをお祈りしております。

Best regards,
Mr Serge GAS | Director |Division of Public Information | Department of Management | Vienna International Centre, PO Box 100, 1400 Vienna, Austria |Follow us on http://www.iaea.org

IAEAへの訴えも終わり、欧州のある街で一息。ストリートミュージシャンが珍しくて引き寄せられてしまった3歳の息子は、この後しばらく音楽に合わせて踊っていました。
 
**********
上記の記事は作家の兵頭正俊氏に以下のような秀逸なブログで引用されていました。。。兵頭さんに感謝しつつ、転載します!!

グローバリストの支配と竹野内真理ファイル

原発・原爆・核兵器

『竹野内真理ファイル』を読んで様々なことを考えた。
現在、この国の既得権益支配層は、数10万の福島の子供たちを放射能汚染地帯に放置し、これを御用メディアが隠蔽し、人類史上かつてなかったジェノサイドが進行している。

竹野内真理はこの理不尽な現実に果敢に闘いを挑んでいる。現代日本においてわたしがもっとも敬意を払う人物のひとりである。
彼女は書いている。
「2013年6月19日 水曜日
肩書きに惑わされないで! 福島事故後の健康被害を個人個人が対外的に発信しないと手遅れになる!
はっきり言います。日本人は、もっとすでに起こっている健康被害を対外的に発信しないと、手遅れになります。(すでに手遅れだが、さらに手遅れになり、子供たちの寿命がさらに縮んでしまう)
国連人権理事会のグローバー報告はすばらしいですが、もっとも大事な健康被害については、甲状腺がん増加についてさえも触れていません。日本人がやるしかありません。
後述しますが、日本ですでに起きている健康被害について、健康被害はないことにしている放射線影響に関する国連科学委員会UNSCEARにメールを送りましょう!」
(引用終わり)
http://bit.ly/16SpGkS
行動から行動へ。この生き様は、竹野内真理の表現に横溢するものだが、『竹野内真理ファイル』には、いつもとは違った論点が掲げられている。それは非常に重要な指摘で、例えば次のようなものだ。
「福島事故後、正確には、99年に原発のことを知って活動をし始めてから痛烈に感じることがあります。
それは組織や有名な運動家、市民派の学者に頼っていてはだめだということ。
(理由はこういった中に、権力側の手先ではないかと疑われる人たちが多く混在しているから。また本当に権力側の人でなかったとしても、知らず知らずに、やる気のある新規の活動家のやることをいわゆる「大御所」が邪魔してくれるから。)
自分の判断で、今必要と思うことを、即やらないと手遅れになる。
私は反原発団体の大きなところで半年翻訳の仕事をしていたことがありましたが、もっとも大事な緊急の問題(日本における地震と原発の問題と内部被爆の問題、六ヶ所村の汚職、チェルノブイリでの実際の被害の問題)を避けた運動をしていることに気づきました。
それどころか、一生懸命やろうとするひとのやる気をなくさせよう、仕事を遅れさせようという、いわゆる運動の「大御所」がたくさんいることに気づきました。
今福島事故後も同じことが繰り返されている。すなわち、運動をやっているふりをしながら、最も大事な「子供たちの避難」や「瓦礫焼却反対」などをきちんとやらないのです。または実際の行動を遅らせたりするのです」
(引用終わり)
この指摘は重要だ。脱原発運動の敵は、公安や警察のみではない。そういったわかりやすい2項対立はオールドファッションだ。強大な原子力村は、運動の内部に敵を送り込み、内部から運動の瓦解を謀る。
監視し、足を引っ張り、運動を弱体化するのは、内部の敵だ。
世界的な規模ではIAEAがそうであるし、国内では原子力規制委員会がそうである。原発事故の現場では福島エートス・プロジェクトが機能する。「反原連」もいる。かれらの表面上のパフォーマンスなど何の意味もなく、フィクションに過ぎない。それを見破る経験と洞察力が必要になるのである。
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ところで、これまでもグローバリストの日本への関与は進められてきた。大きなターニングポイントとなったのは、売国奴小泉純一郎がやった政治資金規正法の改悪である。
これは、外国人からの政治献金は禁止するものの、外資比率50%超の大企業の献金は、合法とする。
繰り返すが、2006年にこのように変えたのは、売国奴の小泉純一郎である。これは恐るべき見識を欠いた法律であり、衆院政治倫理委員会でのわずか2時間あまりの質疑の後、自民、公明、民主、国民新各党の賛成多数で可決された。
この法案の背景には、献金を通じて日本政治への影響力強化を狙うグローバリストの戦略がある。この戦略は着実に実を結んでおり、この法案に賛成した政党がすべてTPPに賛成し、売国ビジネスに励んでいるのは、象徴的である。
民主党政権時代に、菅直人や野田佳彦があまりにもひどかったことから、再評価が一部の識者から出ている鳩山由紀夫であるが、民主党幹事長時代に、この政治資金規正法の改悪に賛成して、「外国人持ち株比率が50%を超えたとしても、それをもって企業の政治寄付が制限されるのは、基本的におかしな話。経済界の要望に応えられるように努力をしたい」と発言している。
わたしは鳩山由紀夫なる人物は、政治家として評価する前に、もともと政治家に向いていない人物だと思っている。
ところで話を元に戻すと、世界のグローバリストの走狗となった「大御所」には、金、ポスト、身内の就職、大臣との会見など、様々な便宜が図られる。
この市民社会で「大御所」と呼ばれる連中の大半は、良心など、とっくに捨てて生きているのだ。日本人はお人好しなので、なかなか正体を見破れない。
わたしが、今回、『竹野内真理ファイル』を取り上げるのは、彼女が次の指摘をしているからである。この視点はこれまでなかったものだ。
「残念ですが、海外でもそうです。
私は今年の3月にNYで行われた福島事故後の健康影響についてという国際会議に出席しましたが、福島ですでに発生している甲状腺がん、その他の健康異常についての発表がまったくなかったのには心底驚きました。
私はその数週間前に、国際会議の主催者、メールのわかるスピーカーのほぼ全員に日本ですでに起きている健康被害について、長いレポートを送り、日本の窮状を訴えていたにもかかわらずです。
http://bit.ly/14md3MJ
(ただ、私のレポートの情報の豊富さや包括的であることなど、賞賛のメールはいくつかいただきました。しかし私は自分が褒められるためにやったのではないです。日本の子供を助けたい一心で書いたのに、まったくこれが会議で取り上げられることはなかった。
休み時間に、主催者のカルディコット医師にも直接お願いしたのですが、だめでした。彼女も私の報告書は読んでいたのですが)
また、私と息子が初期被曝で具合が悪くなったと話したら、ある米国の女性のNGOの学者は、「それはぜひ、健康調査に登録すべきよ! これからの疫学調査のためにとにかく登録するのが、一番よ」と目を輝かせて言う人もいました。
なんだかとてつもない違和感を感じ、「そんな研究に協力する気はないですよ。とにかく、子供たちは汚染地帯から逃がすこと、これ以上に大事なことはない。学者の研究に付き合っている余裕はないです」ときつく言いました。日本人は原爆でモルモットとして扱われたが、もうそんなのは許せない。まして子供まで。
そして今回、欧州に行って、活動家やNGOの方たちとの兼ね合いでは、さらに驚きの経験をしました。 今回、私が埒が明かないから、「IAEAに直訴しようかとも思っている」と話したある欧州の大きなNGOのリーダーA氏は、オーストリアの別のNGOのリーダーB女史に相談し、彼女が協力してくれると言っていると私に話してくれ、私はおおいに喜んでいたのですが、ふたをあけたら…
オーストリアの某NGOリーダーB女史は、事前に送ってあったレポートは忙しいから読んでないといい、私が目の前にいても、福島の状況を聞こうともしない。IAEAへの訴えもなんのことだかわからないという。(仕方ないから全部自分でやりました。)
それでも、彼女の主催するイベントの午後のワークショップで私に福島の話をする時間をくれるといっていたので、現場で待っていたら、結局、彼女は何もいわずに途中でいなくなってしまいました!」
(引用終わり)
竹野内真理の文章を読むと、世界のグローバリストが連帯していることがよくわかる。日本のグローバリストが決めたことをIAEAは否定するようなことはしないのである。
植民地日本で推進される政策や法は、グローバリストの権益のための政策であり、法である。
消費税増税、原発維持推進、TPP参加、ACTAなどの様々なネット監視法案、「マイナンバー」制度、これらは植民地の国会から生まれたものではない。「対日改革要望書」、「日米経済調和対話」、「日本経団連政党評価表」 、「ジャパン・ハンドラーズ」やヘリテージ財団などの宗主国のシンクタンクの指南と指示に基づいて、わが国の官僚が作成し、生まれたものである。
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